HANDMADE MUSICAL INSTRUMENTS | ||
(製作:KAOLIMBA FACTORY)
NEW HARPLIMBA | ||
HARPLIMBA™ (2014)
| ||
HARPLIMBA™ (2015)
| ||
HARPLIMBA™ (2016)
| ||
HARPLIMBA™ (2017)
| ||
HARPLIMBA™:TUNING
| ||
『ハープリンバ奏法』について『ハープリンバ™:HARPLIMBA™』最大の特徴のひとつは、 | ||
本体に、スピリチュアルな特徴を持つ銘木(※注1)を使用。
(画像:使用銘木/パロサント)
【※注1:銘木とは】
『銘木(めいぼく)』とは、色・艶・木目が美しく、風格を持っている木のこと。
一般材とは分けて『銘木』と呼び、古くから珍重され、日本では、床柱や仏具等の高級木材として親しまれてきました。
木目の美しさと放つ香りを生かした『オイルフィニッシュ (※注2)』による仕上。
【※注2:オイル-フィニッシュとは】
オイル-フィニッシュとは、天然植物油から作られる専用オイルを何度も塗り重ね、丹念に拭きあげていく、
西洋においては古くから用いられている仕上げ方法で、表面に塗膜を作らない為、木材が呼吸し、
自然な木肌が生かされ、浸透したオイルは時間の経過に伴い、独特の深いツヤとして現れます。
尚、天然銘木へのオイル-フィニッシュ仕上げの為、年月とともに銘木の色は変化していきます。
愛着を持ってお使いいただければ、風格と味わいを持った存在感のある楽器になることでしょう。
『エンブレムプレート』は、本体に埋め込まれたネオジム磁石にてカスタマイズが可能。
.
画像左:Electric Flowerシリーズ 画像右:Satsuma Button シリーズ
手縫いによる『専用レザーケース』ご用意いたしました。
(100%タンニンなめしのヌメ革を染料染めし、油と白ワックスで仕上げた牛革。
オイルの質感とソフトな手触りが特長の味わい深い革です。カラーバリエーション有り)
本体に比重の大きい重硬な銘木を使用。小さいながらも優雅で暖かみのある響き。
それぞれの音の個別チューニング機能搭載。
(銘木ストラップ付チューニング用レンチ付属)
『チューニング用レンチ』は『専用レザーケース』へ取付可能。
チューニングコイルを上下にスライドさせることによって、
『チューニングの微調整』が可能になります(※別売)
『1音』につき『1つの固定ブロック』を使用し『1つのボルト』にて本体に設置(14カ所)
音の粒立ちが揃った歯切れの良いサウンドを得られます。
.
さわり音(弾くと鳴る音響的ノイズ)の『ON⇔OFF』が可能。
方法 1:本体を傾け調整します。
方法 2:コイルにて調整します。
本体を両手で持ち、『親指』にて、スポーク(振動伝達棒)を弾けば音が鳴ります。
その際、本体に2カ所ある『ホールドホール』に、
裏側から親指以外の指(指先のみ)を入れると落下防止効果があります。
『ハープリンバ™:HARPLIMBA™』を製作するにあたり
スピリチュアルな特徴を持つ銘木を選びました。
使用した銘木は比重が大きい為、コンパクトサイズでありながら、
ずっしりとした重量感を感じると思います。
静寂を感じられる場所にて自由に奏でてみてください。
.
学名:Bulnesia sarmientoi Lorentz et Gris 産地:南米(パラグアイ)
科名:ハマビシ科 気乾比重:0.99~1.10
スペイン語でPaloは棒、木を表し、Santoは聖なるもの。
『パロサント:Palo Santo』とはつまり『聖なる木』という意味。
ラテンアメリカの熱帯に生育し、独特の濃厚な甘い芳香を放つ為、香木として用いられており
心材から水蒸気蒸留法にて抽出される成分は、エッセンシャルオイル(精油)として
『Gaiac Wood:グアヤックウッド』の名で知られています。
現地においては、アンデス文明におけるインカ帝国の時代から
精霊を呼び寄せ悪霊を払い除く力があるとしてシャーマン(※注1)に大切にされてきました。
現在もヒーリング、儀式にて場を清める際に使用されており
ナチュラルメディスンにおいても重要な木として扱われています。
【※注1:シャーマンとは】
シャーマンとは、超自然界的存在と直接接触・交流・交信し、得た情報の伝達などの役割を担う役職。
一台の『ハープリンバ™:HARPLIMBA™』が完成するまでの
作業工程を画像とともに解説いたします。
『ハープリンバ™:HARPLIMBA™』の製作は、厳選された材料の仕入れから始まります。
それぞれの部品は特殊な為、1カ所で揃える事はできないので、専門店からの取寄せになります。
1台を完成させる為には、現在10数店舗からの素材の取寄せを必要とします。
天然植物系オイルにて拭き上げてツヤを出す『オイルフィニッシュ』による作業です。
数日間の太陽光による乾燥後、
目標とする滑らかな感触に到達するまで磨き上げ作業を繰り返し行い、
仕上げとして、蜜蝋、カルナバ蝋(ブラジルのカルナバヤシの葉から採れる蝋)の
天然素材をワックスとして丹念に磨き上げます。
振動伝達棒(スポーク)は、音程の長さにごとにカット。
グラインダーを使用し両端をなだらかにします。
作業前はくすんでいますが、電球の光が反射し輝きを放つ仕上りまで
バフ処理〜数種類の研磨剤を使い分け磨き上げます。
さわり(弾くとジリリと鳴るノイズ音)用のビーズを、振動伝達棒(スポーク)から落下させない為には、
ストッパー的パーツを必要とする為、ワイヤーにて専用のコイルを製作します。
振動伝達棒(スポーク)は、1音ごとの個別チューニングを可能にする為と、
歯切れが良く粒立ちの良い音質を得る為に、
1音につき、1つの個別の固定ブロックを使用し、1つのボルトにて本体に固定します。
磨き上げた固定ブロックに振動伝達棒(スポーク)を設置し、音程が安定するまでは数日間を要する為、
毎日少しづつ確認しつつボルトを締め上げていく必要があります。
本体前面に装着するエンブレムプレートは、カスタマイズを目的とした交換を可能にする為、
本体の装着面2カ所に穴を開け、ネオジム磁石(強力な磁力を持つ特殊磁石)を埋込み、
エンブレムプレートの装着面2カ所も同じ様に取付けます。
エンブレムプレートには、静電気による汚れを防止するコーティングを施します。
エンブレムプレートの両端を飾るビーズの取付けは、一般的な真鍮釘では経年劣化により表面が黒く錆びる為、
輝きが持続するよう、本金メッキが施された釘を使用します。
オプションである『カスタムエンブレム』の製作は、この工程とは別に行います。
(画像:MAGIC DRAGON & Electric Flower)
オプションに使用する素材は、
『カスタムナイフ』において使用されている素材です。
滑り止め効果があり、工芸品的な装飾効果もあります。
金属プレート&ファイバースペーサーを挟み込み、ヤスリ等にて形成、磨き上げ、本体に設置します。
『ハープリンバ™:HARPLIMBA™』は、
コンパクトサイズでありながら、強い振動を発するという特徴と、
周波数帯域が近いという特徴から、多くのギター用アンプ&エフェクター類は、
この楽器においても使用可能です。
付属のチューニングレンチは、全体的な統一感を持たせる為、
本体と同じ銘木(パロサント)を使用して、収納ホルダーを製作。
『さわり用』として使用しているビーズを、本銀を含む特殊な紐に通し、ストラップにします。
..
本体の保護を目的とした『専用ケース』は本革製ですので手縫いによる作業です。
素材をカットし、床面(革の裏側)には専用の保護塗料(トコノール)を擦り込みます。
レザークラフトにおける『糸』は強度を必要とするので『ロウ』を擦り込み縫い上げます。
チューニングレンチを取付ける穴を空け、ディテールを調整し、
コバ(断面)を専用の保護塗料(エッジコート)で磨き、
蜜蝋とホホバ油が配合された専用オイルにて拭き上げ、完成です。